パソコンが動かない時の対処方法

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大阪・西宮・神戸のパソコントラブル等のITサポートのアスモチ(株)のハカセが、大阪市中央区のアスモチ大阪オフィスからお送りします。

今回はパソコンが動かない時の対処方法です。

昨日まで普通に使えていたパソコンが急に使えなくなること困りますよね。
パソコンが動かなくなった際にできる対処についてまとめました。

パソコンがどう動かないのか

まず、一番大事なことはどう動かないかを落ち着いて確認することです。
電源が付かないのか・電源は付くが画面が出ないのか・画面は出るけど途中で止まってしまうのか・青い画面になってしまうのか等です。

どのように動かないかの症状によって、パソコン本体の機械的な問題なのか・OS(Windows/Mac)の問題なのか・それ以外なのかの切り分けを行ってそれぞれ対処をしていくことが必要です。

まずは、見分け方を簡単にご説明します。

パソコンの電源が付かない(画面が黒いまま)

電源ボタンを押しても画面が真っ黒な状態の場合、電源がそもそもついているのかを確認する必要があります。
確認するには下記をチェックします。

パソコンには電源ランプやハードディスクのランプ等のランプがついているものが多いです。そのランプがついている(点滅している)場合は電源が付いているということです。
また、LANケーブルの刺し口にもランプがあるのでそちらも合わせて確認してください。

下記は外付けのLAN端子ですが、緑とオレンジ色のランプがついているのがわかります。

ただ、パソコンにランプがないもの・ランプが故障している等の場合もあるのでこれだけでは判断がつかない場合があります。

その場合は、パソコンに耳を当てて動作音を確認します。
最近はSSDのパソコンが増えて音のほとんどしないものも増えていますが、大体のパソコンはパソコンに耳を近づけて聞いていると何らかの音がしています。

その他、画面が黒いままという場合にたまにあるのがパソコンではなくモニターがついていなかっただけということもあります。

電源がついているか・いないのかの確認をして電源がついていない場合は、電源コードが断線していないか・コンセントにちゃんと電気が来ているかを確認する必要があります。

電源コードの断線は見た目では分からない時があるのでメーカーのサポートに連絡した方が早いです。ノートパソコンの場合は他のメーカーが互換アダプターを販売している場合がありますのでそちらを購入して使えるかのテストをしてもいいです。

電源が付かない場合はマザーボードやパソコンの電源モジュールの可能性が高いです。
これは機械的な故障なので基本的にはメーカーに修理を出すことが一番いいです。

パソコンのWindowsの起動画面が表示されず黒い画面にエラーメッセージ

下記のような画面です。下記の例はWindows Serverの起動時のエラーでWindowsすら読み込んでいない状態です。

この黒の画面の場合はWindowsのシステムファイルが破損しているか、Windowsのアップデートが何らかの問題で正常に入らなかった、何かのソフトがWindowsの起動を邪魔している等です。

Windowsを一部でも読み込めていたらWindowsの回復オプションが選べる場合があります。

エラーの内容が記載されていれば、それをメモするか写真を取って、エラーの内容をMicrosoftのサイトでさがしたりGoogle等でネットの情報を調べて対応します。

パソコンのWindowsの起動画面は表示されるが途中で止まる

Wndwsのロゴが表示されてそこから進まない場合があります。
この場合もWindowsの起動ファイルに問題が発生している可能性が高いです。

エラーコードが表示されないので、何が問題か明確にわからないので手探りで対策をすることになります。

パソコンのWindowsの起動画面が出て消えた後に何も出ない

Wndwsのロゴが表示が消えてから真っ黒な画面のまま進まない場合があります。
この場合もWindowsの起動ファイルに問題が発生している可能性が高いです。

エラーコードが表示されないので、何が問題か明確にわからないので手探りで対策をすることになります。

画面が黒の状態の時に大事なことはマウスのカーソルが出ているのか出ていないのか、出ている場合はカーソルが動くか動かないか。
このようなちょっとのこともパソコンを復旧させる上でのヒントになるのでチェックをしてください。

Windowsの起動画面が出て消えた後にブルースクリーンが表示される

下記はWindows10のエラー画面です。画面の背景が青色ということもあり「ブルースクリーン」と言われるエラー画面です。

CPUが壊れてしまった場合や致命的なエラーの時は「レッドスクリーン」になるそうです。(今の所、遭遇したことはありませんが・・・)

Windows8や10はこのような画面が出るのが一般的ですが、一面英語のエラー表記になる場合もあります。

そのような時も焦らずにとにかくエラーコードを探してください。

これがエラーコードです。

このコードをMicrosoftのサポートページで調べたりインターネットで調べると対処方法が書いています。

例えば上記の例をGoogleで検索するとMicrosoftのコミュニティサイトが出てきます。

https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_10-update-winpc/windows-10-critical-process-died/2c05743a-d29a-4eba-8027-8d18f5e0279b

このような情報で修復できればいいですが、修復できない場合も多いのも確かです。
その場合はさらに別の対策を探してそして試しての繰り返しになります。

パソコンから周辺機器を外してみる

パソコンに繋げている周辺機器が問題でパソコンが起動しない場合もあるので、周辺機器を外します。
繋げておくものはモニター・キーボード・マウスだけです。

これで起動した場合は周辺機器のドライバーやソフトの問題の可能性があります。

それらのドライバーやソフトのアンインストールは困る場合もあると思うので、起動したらもう一度周辺機器を繋げた状態で起動するか試してください。問題なく起動する場合はたまたま立ち上げの際にファイルの読み込みができなくて動かなかった可能映画あります。

パソコン本体の放電

パソコンは使っていると本体に電気が蓄積されて、起動しなくなることがあります。この電気を放電することでパソコンが起動する場合があるので試してみる価値は十分あります。

放電の仕方はデスクトップパソコンもノートパソコンも一緒で、パソコンに繋げている全てのコードを抜いて2〜3分ほどそのままでしばらく待つ、その後にケーブルを繋げて起動してみるという方法です。

これで効果がない場合は下記のことも試してください。

デスクトップパソコンの場合はパソコンを開けて、マザーボードに付いている「ボタン電池(CMOSバッテリ)」も外してください。ボタン電池の場所やパソコンの開け方はメーカーのサポートページを見て慎重に行ってください。

ノートパソコンの場合は、バッテリーパックが簡単に外れるタイプのパソコンは外して試してください。

過去の経験では10%くらいはこれで治りましたので試す価値大です。

BIOSは動作しているか

BIOSは簡単に説明するとマザーボードにインストールされているプログラムです。
パソコンを動かす際にWindowsよりも先に動いているプログラムでこれが動いていなければマザーボードが動いていないということになり機械の故障という可能性が非常に高くなります。

BIOSの確認は一般的にはパソコンの電源をいれた後に「F2」キーを押すのが一般的ですがメーカーによっては違うキーが割り当てられていることもあるので、メーカーのサポートサイトを確認してください。

BIOSの画面上ではハードディスクをちゃんと認識しているか、LANの端子やUSBを認識できているか等が確認できます。
ただし、機械的に認識しているかの確認であってちゃんと動いているかどうかは別の確認が必要になります。

セーフモードで動くのか

Windowsにはセーフモードというものがあります。
セーフモードとは、簡単にいうとパソコンを動かす上で最小限必要な機能だけを有効にして起動させるモードです。

Windowsには元からいろんな周辺機器のドライバが入っていますが、それらもマウスとキーボードだけしか動かさない、インータネットのLAN端子も無効にして動かすようなモードです。

このセーフモードの起動の方法はWindowsのバージョンで違うので、Google等で検索してください。

セーフモードで起動できれば、セーフモード上で問題を探してそれを直すことができればWindowsが正常に起動できるようになります。

セーフモードが動かない場合はWindowsのリカバリや修復ディスクを使っての復旧となります。

最後に

今回はパソコンが動かなくなった場合の問題の見分け方と簡単な対処方法を書きましたが、ここから先の解決方法は正直難しいのは確かです。

ただし、エラーコードやどのような状態で動かないかを整理しておけばMicrosoftやその他の情報で復旧させるヒントを拾うことができます。
そして、それらの情報を元に慎重に対処をすれば復旧させることができる場合も多々あります。

これまで動かなくなったパソコンの復旧は何度もしてきましたが、ハードディスクやその他機械的に問題がなければ一番確実な復旧方法は初期化(リカバリー)になります。
ただ、中に入っているソフトを再インストールする手間やライセンスの確認が面倒ということや中に入っているデータの消失が問題でできないことも多々あります。

パソコンは丁寧に使っていても、ハードディスク等の機械的な故障やWindowsのソフトの問題が起こって動かなくなったりする可能性はあり、Windowsの復旧どころかデータの復旧さえ困難になってしまうことがあります。

そのような事態に備えるのと、いつ調子が悪くなって初期化しても問題がないように日々のバックアップをしていくことが大事です。

アスモチでは動かなくなったパソコンの復旧・データの復旧のご相談も承っています。
パソコンを復旧させるのがいいのか・初期化がいいのか・または買い換えるほうがいいのか、状況状況によって最善の策があります。

ご相談内容に基づいて、お客様にとって一番いい選択肢をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

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